こんにちは葉利です
前回の『春節』について
沢山の方に読んで頂きありがとうございました
そこで、読んで頂いた方にこんなご質問を頂きました!
【ニュースや記事で「春節」が旧正月と紹介されていましたが、
2/4の「立春」が旧正月じゃないんですか??】
結論から言いますと、
実はですね、『立春』も旧正月です
( ゚Д゚)
となると思いますが(私は最初なりました(笑))
簡単にどういう事か、ご説明させて頂きます
実は、日本には大きく分けて3つの「年始」と呼べる日があります。
(諸説あるのでこれが全てではありません)
・現在の1月1日(新暦=太陽暦)
・旧暦の1月1日(太陰太陽暦)
・立春=新暦の2/4あたり(太陰太陽暦&十二四節気)
どれも、1年の始まりの日を示しています
皆さんは『太陰暦』『太陰太陽暦』『太陽暦』
の3つをご存知でしょうか
簡単に言ってしまえば1日や1か月1年を区切る方法ですね
現代では『太陽暦』が使われております。
これら三つがどのように違うか簡単に解説させて頂きます
【太陰暦】
月の満ち欠けで暦を区切っていました。
太陽暦と違い1年は354日しかありません。
3年経てば1か月のずれが生じてしまいますので、
季節などがずれてしまう事がありました。
一番最初に使われていた暦です。
【太陰太陽暦】
太陰暦(月の満ち欠け)を基準として、
3年に1度「閏月」を挿入したことにより
季節のずれを補正した暦の事。
一般的に「旧暦」とはこの暦を表します。
太陰太陽暦を「太陰暦」と呼ぶ方もいらっしゃいますが、
これは「日は月の満ち欠けによって決められている」
という共通点によるもの。
【太陽暦】
地球が太陽の周りを回る周期を基準にして作られた暦
太陽の周りを一周するのにかかる日数は365.24219日
4年で1日ずれる計算の為、
そのずれを補正するために作られたのが閏日。
(閏日がある年を閏年と呼ぶ)
日本では明治5年12月2日(1872年12月31日)まで
太陽太陰暦が使用されていたが
1873年に太陽暦を導入し、明治6年1月1日とした。
太陽暦の「1月1日」が私たちが日本で
初詣やおせち等でお祝いしている
正月の事となります
そして、太陰太陽暦の「1月1日」が『春節』と呼ばれ、
旧正月とも呼ばれております
では、『立春』とはいったい何なのでしょうか
ここで出てくるのが、二十四節気です
二十四節気について
https://uranai.pxq.jp/?p=322
二十四節気とは、
春夏秋冬の4つの季節をさらにそれぞれ6つに分けた
24種類の期間の事です。
そしてここで大切なのが1年の一番最初の二十四節気が
『立春』という事です。
実は旧暦(太陰太陽暦)では、
二十四節気における『立春』から始まる月を
一月または「正月」と呼びました。
「立春は旧1月1日である」
というのは、確かに間違いです。
正しくは、
「立春は1年の初めである」
これがほぼ正しい言い方なのです
つまり旧暦では、二つの正月があったという事です
春節=太陰太陽暦の旧1月1日=旧正月(年の変わる日を表す)
立春=二十四節気の一番最初の期間=旧正月(1年の初めを表す月の事)
四柱推命をしている方は思い出して頂きたいのですが
四柱推命に欠かせないアイテム
「萬年暦」では、
『立春』より前の日は前年扱いになり、
年柱が変わってしまうのです。
『立春』を過ぎてようやく、その年にの柱となります
つまり・・・
四柱推命は『立春』から始まるよう、基準になっているんですね
春節も立春も「旧正月」と言いますが
それぞれ意味や表している事が大きく違いますので、
ぜひ、覚えておいてください
本日はここまで
最後まで読んで下さりありがとうございました